前にハイレゾ、と言っても色々あるって話を書いた。
繰り返しになるけど、少々。

まんじゅう>なんだっけ?

大王>要するに24bit96khzだろうとなんだろうと、問題は「どの段階からそうしたか?」で違うってこと。

まんじゅう>うん?

大王>これまでの録音技術の中で、アナログ→デジタルテープ→ハードディスクとかってなって来てるでしょ。
それをトラックダウンして2チャンステレオにしてたとして、どこの段階からハイレゾ化したか?ってのがね。

まんじゅう>マスターの2mixだけをハイレゾにしたものとトラックダウンからしたのじゃ違うってことだな。

大王>それもそうだし、アナログでも色んな種類があるし、デジタルでもそう。
「最初の録り」の形態でも違う。
だから、前にマスタリングだけハイレゾにしたものとミックス段階からそうしたものとでは意味が違うって書いた。

まんじゅう>なるほど!

大王>まぁ〜そうなると面白いもので、テープ幅の影響がアナログ時代のものには出るんだ。

まんじゅう>昔は複数トラックって無かったんでしょ?

大王>代表的なのが4トラックで録ってたビートルズとかね。
その前とかのモノとか2トラック一発録りとか。

まんじゅう>音が良いってことだな。

大王>その最初に録ったテープはね。
ここだよ、例えば、当時でも音を重ねてたモノはバウンス作業ってのがあって。

まんじゅう>なんだそれ?

大王>1回4トラック埋まった後に1回別のテープの1トラックか2トラックにその分を混ぜて録音すること。

まんじゅう>おお〜そうするとまた3トラックか2トラック分録れるんだな。

大王>そういう手法、ピンポン録音ってやつ。
もちろん3トラック録って、残りの1トラックにまとめるって方法もある。

まんじゅう>大変だったんだな〜昔は。

大王>VINTAGEだろ?

まんじゅう>で?

大王>ああ、なんか複雑になってきたな。
要するに、写真で考えると、簡単なんだ。
例えば、「昔のフィルムで撮ったもの」「デジカメで撮ったもの」があったとして、それを今の高解像度の技術で撮りなおしたら?ってこと。

まんじゅう>う〜ん。

大王>フィルムでも大きさがあるよね?

まんじゅう>???

大王>家のでも35mmだっけと、ポケットカメラとかの小さなフィルムがあったんだよ。
商業用の大判もあったし。

まんじゅう>デジタルでも画素数の変化もある。

大王>画素数だけじゃなくて撮像素子面積が影響するし。
とにかく、多種多様な条件のものを単純に同じ名称で括るのは、消費者を騙しやすいんだよ。
勉強代って割り切っちゃうのもいいけど。

まんじゅう>よく分かんないけど、そういうことなんだな。

大王>まぁ〜そんなの細かく名称を付けても混乱を招くしチェック機関を作ってもしょうがないしな〜。
ああ、この時代だからどっかの録音音楽ファンにやってもらうしかないんだ。
それに一番大事なことはそこじゃないし。

まんじゅう>う〜ん...

大王>ただ、そういうことってことは知ってて損は無いというか、単純に面白いってこと。

まんじゅう>オマエはな!

大王>うん。
で、長いから次にする。
ぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!
